2011年3月16日水曜日

mixiより転載

私情ですが僕の友人がNYでチャリティーイベントを主催し、頑張ってくれました。
成功したようなのでその様子を貼らせてもらいます。

My friends in NY held a charity event.
The following  is that.


『自分が今日出来たこと、これからできること』
What I could today ,and what can I do in the future.


フォト

フォト

今日は「日本の為に」初めて自分の力を最大限に発揮出来た日でした。 

我がCUNY Baruch Collegeの生徒会、Japan Culbが合同で行ったチャリティイベント、 
ぶっつけではありましたが、自分も主催側で参加させて貰いました。 

今震災を利用した義援金詐欺があるとの事で、NYでは警察各局の許可が無いと個人での募金活動は出来ないと言う事で前の日記で言った募金活動は出来ませんでした。 

不謹慎にも程がある詐欺ですよね。 

でも嬉しいことに、昨日作ったボードを使って、Japan Clubのメンバーと共に学校内で声を張って募金を募った所、 

自分の想像を超えた多くの人からの支援があり、驚きと感動を覚えました。 

特に今日あった2つの授業の最後に、教授に頼んで募金についてのお願いをしたところ、 
どちらも生徒数2~30人程のクラスでしたが、何と全員が立ち上がって自分の持っていた募金BOXにお金を入れてくれました。 

中には惜しまず1人で$40も入れてくれた人もいました。 

たった2つのクラスでの個人の募金活動の結果は約$100。 

その全員が$1以上寄付してくれた事になり、 
1人1人のNY市民の日本を救いたい、という気持ちに心を動かされました。 

クラブの方にお聞きした所、昨日一日(月曜日)だけで$1800もの募金があったそうです。 

参加人数が増え、大きなイベントのあった今日から、更に募金総額はもっともっと増えているはずです。 
今日の結果についても明日の活動の際に聞こうと思います! 

そのイベントでは、カフェテリアを貸し切り、予想以上の大規模でのチャリティ活動が行われました。 

自分も唯一の宮城県出身者として、被災地の状況、自分の心境、NYにいる自分達に出来る最大限の手助けについて語りました。 

TVの取材もあり、勿論死ぬほど緊張したけど、人生で初めて故郷を思う気持ちが緊張に勝った瞬間でもありました。兎に角少しでも自分の思いを伝えなければ、その一心で、30分前に急いで作った原稿も心を込めて読みあげました。 

結果、沢山の拍手と涙に包まれ、多くの方に共感を頂きました。 

今週いっぱい続く募金活動、まだ終わってはいませんが、自分出来る精一杯の事をやり遂げた日でした。 

イベント終了後も、友達、そうでない人関係なく温かい言葉を掛けられ、涙が出そうになりました。 

Baruchはアメリカで最も多くの国からの学生が集う大学であり、国に関係なく手を取り合って日本の為に悲しむ姿は、大げさかもしれませんが、世界の国々の団結を表しているようでした。 

日本はこんなにも愛されているんです。 

日本人に会ったことのない人も、日本人が知らない国の人も、涙を流してその優しさの欠片を募金BOXに「日本の為に祈っている」の一言を添えて捧げてくれます。 

自分が日本を後にし、留学に出た意味、答えを垣間見る事の出来た貴重な一日になりました。 


日本の為に心を込めて歌ってくれた歌手の方。会場を後にする時、インタビューに応える俺の手を握り、「良いスピーチだった」と言ってくれました。感謝感謝です。 

自分でも終わった後に知ったのですが、スピーチの内容は国内のニュースを通じて全米に報じられ、
フジテレビのインタビューは放映元がテレビ東京になりますが、 
明日の「FCI Morning EYE」という番組で日本に向けて報じて頂けるそうです。リンク↓ 
http://www.ttvusa.com/NWS_exp.php 

特にフジテレビのインタビュー内容は、アメリカ全土に住む日本人の人に対する訴えを主にしているので、微力ではありますが、これを通じて更に多くの義援金が集まるきっかけになれるなら、これ程嬉しい事はないです。 

地元にいるみんなに届くかな。両親や親せきに見せたら少しは安心して貰えるだろうか。成長を感じて貰えるだろうか。 

仙台での放送は自信がないので、撮って頂いたスピーチの動画、内容を下に日本語訳と共に貼ります。 
りなちゃん本当に有難う! 

明日からも精力的に募金活動に励もうと思います。日本の皆さん、アメリカは、世界は日本の味方です。それを伝える掛け橋に、これからもなれるよう全力を注ぎます。応援宜しくお願いします。 


以下、スピーチ原文。 

「 Hello, my name is Kensuke Abe. 
I am studying at CUNY Baruch College as a business student. 
Last Friday, I was studying for an exam that I was supposed to take the next morning. 
I randomly clicked on Yahoo! news, and stunned for a minute. 
I was not able to think about anything, because I realized that the news said that one of the prefectures that got the worst damage was my home prefecture, Miyagi. 
One fortunate thing is that my family members were not hurt. However, as the time goes on, more information comes in, both good and bad. 
Some of my friends lost their houses or cannot go home because of the road condition and traffic, and are still staying in shelters. 
They are surviving each day, helping each other with limited amounts of food and clothing in the cold weather. 
I still cannot believe that stores I have been to and shopped at, a beach I used to go with my High School friends in the summer, a hotel I stayed in last summer with nice view of the sea, are gone and have turned into bunches of wooden, concrete pieces and I will not able to see them anymore. 
The number of people who died or still have not been found continues to rise each day, and as of today, it reached 10 thousand. 
460,000 people, including acquaintances and friends need food, clothing, and supplies. 
I did not experience this disaster, but cannot stand here doing nothing while my friends are trying to survive each day, waiting for help. 
By a simple calculation, I found that, if each of us in NYC donates $1 to any fund of this kind, NYC can make $8 million to help Japan. 
Thank you very much for Listening. Please donate whatever you can to help my friends and country. Thank you.」 

以下、日本語訳。 

「こんにちは、皆さん、私の名前は阿部謙介と言います。 
NY市立大学バルーク校でビジネスを学んでいます。 

先週の金曜日、私は次の日の朝の試験に備え、テスト勉強をしていました。 
何気なく開いたYahoo!の地震速報を見た瞬間、思わず硬直してしまいました。 
最も被害が大きかった被災地が、自分の故郷である宮城県だと知った瞬間から、何も考える事が出来なくなるくらい、頭の中が真っ白になりました。 

不幸中の幸い、家族や友人に大きな怪我は殆どありませんでしたが、時間が経つに連れ、様々な情報が報じられました。勿論良い事も悪い事も含め。 

友人の中の数人は帰る家を無くし、交通の問題や道路状況により、家に帰る事もままならず、避難所での生活を今も強いられています。 
彼らはその日その日を、限られた食料と衣料で、寒空の下必死に生き抜いています。 

買い物に行った店、高校の頃友達と遊んだ海岸、つい昨年の夏訪れた海の見える旅館、それらが全てがれきの山に変わり果て、もう見ることの出来ないものになってしまっている事が、未だに信じられずにいます。 

そんな中、災害による死者、行方不明者の数は日に日に増える一方です。 
今日の時点でその数は1万人を超え、知り合いを含めた46万人もの人々が、食料、衣料を待ちわびて生活しています。 

私自身は、あなた方と同じようにここニューヨークにおり、被災は免れましたが、県庁職員の父親、養護教諭の母親が震災直後から周りの人を助け、友達が助けを求める中、何もせずにただここに立っていることは出来ませんでした。 

単純な計算ではありますが、私たちニューヨーク市民の1人1人が1ドルの募金をすれば、その募金総額は800万ドルにもなります。 

私に出来る事はこの短いスピーチをする事位のものですが、あなた方が出来る事は日本にとって大きな助けになるはずです。 

私の友人、国を助ける為、どのような金額でも構いません、どうかお力添えをお願いします。 
ご拝聴有難うございました。」